街を歩くとどこかでアートに出会い、どの都市にもある美術館だけど、ミネアポリスにしかない名作があり、ちょっとした風景にもアートを感じる街、ミネアポリス。マンホールの浮き彫り模様や、彫刻のような街角のベンチ、ビルの壁画など、さりげなく生活の中にアートが馴染んでしまっています。
ミネアポリスのアート・シーン
ミネアポリス美術館はスミソニアン以外で数少ない入場料無料の美術館です。世界中でゴッホを所有している19カ所の美術館の一つでもあります。ヨーロッパ絵画の必見は、レンブラントのマスターワークの一つ、「ルクレチア」。王妃の悲劇を描いた連作2作のうちの一つで、同じ構図のもう一方はワシントンの「ナショナル・ギャラリー」所有です。また、中国最後の皇帝、溥儀が受け継ぎ、オークションハウスに売りに 出した中国国外にある翡翠の彫刻の中では最大のものも見所の一つです。
ダウンタウンにある私立大学セントトーマスのホールには、全米で2番目の規模の天井壁画が見られます。このフレスコ画の中の女神の一つは歌手のマドンナがモデルになっています。
コンベンションセンターの壁の一部には、地元高校生の写真を元に制作された3Dアートがほどこされています。四季のアクティビティと人々、景色を鮮烈な色のグラフィックアートに仕立て上げた壁画はぜひ、3D眼鏡で鑑賞したい作品です。
オーケストラホールの向かいにあるビルの側面には巨大な楽譜が描かれています。ラベルのピアノ曲の一節です。
ミネアポリス市庁舎の玄関ホールには、1904年に建立された巨大な大理石の「ファーザー・オブ・ウォーター」と名付けられた彫像があります。古代の河の神を象ったこの彫刻の足の親指に触るとラッキーなことがあると言われています。
市内のローリングパークと彫刻庭園を結ぶ歩道橋は、実は彫刻でもあります。アトランタ五輪のゲートなどの作品でも知られるシア・アーマジャニ作品で、都市と自然を結ぶというテーマで制作されました。 |